プレステ1の名作「
新戦闘国家グローバルフォース」をクリアした。
ちなみにSONY携帯ゲーム機の場合はアーカイブスにてDL販売されている。この場合税別で600円!
あの有名な「大戦略シリーズ」をも超えたとも評される、実在(ただしA12などプランのみの奴も含む)の近現代兵器での戦術SLGの傑作「戦闘国家」系列のPS1シリーズ最終版である。
独自の「行動力システム」「自動迎撃システム」「所謂テポドンを所謂PAC3で叩き落すシステム」を搭載し一躍人気に。
ちなみにPS2で出た奴は名前だけ同じの高額なKSGとして有名なので手を出さないほうが吉だとか。

プレイヤーは架空の地球っぽい惑星で「国連軍総司令官」っぽい立場で、所謂国連PKFっぽい多国籍軍グローバルフォースを指揮し、各国で頻発する紛争に軍事介入する。
惑星は
所謂「資本主義っぽい陣営・共産主義っぽい陣営・宗教支配っぽい陣営」三国時代の様相を呈しており、我らが国連軍もどきのグローバルフォースは資本主義っぽい陣営に属する。

大まかなシナリオ流れとしては
1章<コンゴっぽい地域をヨーロッパの宗教支配軍閥っぽい連中から解放(米軍っぽい連中と協力)>
2章<例のヨーロッパ軍閥っぽい連中から攻撃されているイベリア半島っぽいエリアの独立共和政府の救援(英連合王国軍っぽい連中と協力)>
3章<共産主義大国から上下挟み撃ちにされている極東の列島国を救援(現地の自衛隊風の連中と協力)>
4章<化石燃料が豊富なスエズ的な箇所を強奪したイスラム帝国主義っぽい連中から運河を奪還(イスラエル軍っぽい連中と協力)>
5章<フランス革命っぽいヨーロッパっぽい本国政変からの~共産主義陣営壊滅からの~イスラム帝国主義っぽい陣営の壊滅(後半は露連邦軍っぽい連中とも協力)>
6章<アマゾンだかギアナ高地だかカメルーンだかそのあたりっぽいエリアに亡命した、戦略爆撃兵装主体のイスラム帝国主義っぽい陣営を見事に掃討してED>と、まあ「
色んな国の色んな人から怒られそうな」按配になっている。

とくに例の国を髣髴とさせる「列島国」は大陸東側と北側の共産主義陣営から挟み撃ちにされるあたりはともかく、多国籍軍によるバグだッド風の都市の討伐および壊滅は9.11テロすら未体験の1999年製作とは思えない予見ぶりである。


グローバルフォースは列島の南方諸島と北方領土を「巨大で赤い軍団」の魔の手から守り、その恩返しとばかりに何やかんやで集団的自衛のために「ペきン風の都市」に土足で踏み込む列島鬼子の連中。

そして共産主義国家は破綻し、残った敵は「バぐダっド風の都市」を本拠地とする軍政権軍である。
最後から二番目の「陽炎のバグダッド」はまさしく総力戦という規模のであり500以上の部隊を撃破するような大規模な戦争(正直チンタラしてたからここまで手こずった)になった。
しかし最終面「旧秩序の残滓」はいかにもな総力戦ステージから一変、とんち力が試されるステージとなったのはゲームとして斬新だったと思う。
私の場合は最終的に「レベル最強の
アイオワ級戦艦で通りがかった敵拠点をいちいち破壊して回り、敵本拠地もそれで破壊する」というごり押しプレイで終わった。
なおこの作品には自前部隊を鍛えるため実弾演習ステージも用意されており、シナリオの合間にプレイ可能である。
各章が終わるたびに新ステージが用意されるが、最終面をクリアすると「決戦・関ヶ原」という、敵も味方もだいたい歩兵だらけの出落ちステージが登場。

隠しユニットである機動歩兵とかいう人型ロボットが登場するが極端な強敵でもなく、正直適当にプレイしても7ターンでクリアしてしまった。

戦略ミサイル叩き落す精度高すぎ・高レベル歩兵の制圧力高すぎ・SAM類やステルス爆撃機が強すぎ・なぜか魚雷が陸地を飛び越える、など若干リアリティの欠如は多少あるが総じて素晴らしいゲームだった。
結論:やっぱり戦闘国家だね!(あくまでPS1版のみだが)