ざっと調べたところ、Ubuntu12.10以降の「UnityLens」関連のパッケージを削除すればとりあえず問題ないようだ。
現状知られる情報が事実ならUbuntu12.10派生でもUnityがそもそも無かったら問題はなく、Ubuntu12.04派生のUnity不採用ディストリビューションならとりあえず安全という事か。
だがUbuntuリポジトリでアマゾンに情報を漏らす別のパッケージを仕込んでくる可能性は今後もゼロではない。
Ubuntu12.04の賞味期限は2017年4月までは保証されているが、いくらそれまで新型のUbuntuを無視できるからといってもパッケージ自動アップグレードのたびに
怪しい挙動のブツが加えられてないか一応警戒しないといけないというのは精神衛生上良くない。
初心者に優しく、以前に比べて非常に親しみやすくWindowsからの乗り換えも問題ないまでにLinuxを生まれ変わらせた(かのように演出した)Ubuntuには感謝の念を感じつつも、自分の身と「仮にWindowsが衰退した将来」を守るために他のもっと非営利で難しめのディストリビューションへの移行を模索したりしてLinuxの知識を深めていく必要はあるだろう。
数年前に比べてフリーソフトウェアは普段の実用にはほぼ十分なほどに充実してきたので、そもそもソフトウェアに金を出すのがアホらしくなる時代が到来する可能性は捨てきれない。
もはやソフト屋が「皿の売りっぱなし」で食っていける時代はとっくに終わってるんじゃないかと感じている人々も多いだろう。

今までソフトウェアで飯を食ってきた人々には実際に直接的にも間接的にも世話になってきているので申し訳ないが、そんな真面目な開発一筋だった彼らの一部も食っていくためにどんどんえげつないシノギを続けざるを得ないだろうし、広告だの拡張DLCだの定期使用料だのの収入で食い扶持を維持する程度ならまだいいとして、ならず者国家やあの手の社会の連中にかき集めた情報を横流しする輩が出てこないとも限らないし、そういうのは存在していても決して公にならなかったりもする。
ソフトじゃなくプロバイダがそれをやったりする(要するに待遇に不満を抱く社員の裏切り防止など含めたユーザ情報管理にまで金が回せなかったり)ともうお手上げな感じもするが、それでもなるべく自分の情報を堅く守っておきたいなら、マイクロ何とかが市場を独占しだした1995年以前のあの頃のように「パソコンを根本的に自分仕様にするすべ」を身に着けておいたほうが絶対いいはずだ。
欲張りさえしなければ1万円程度の出費と自分用カスタマイズの手間で一通りの作業環境が手に入る状況が現在においてすでにあるのだし。
しっかし財政難でPentiumⅢにUbuntuをぶっこんだポンコツPCを
正式採用した「バリバリ夕張市」なんかの住民は気が気でないだろうな。
自治体から個人情報を漏らされたんじゃ個人の努力じゃどうしようもない。
役所がクラウド当たり前の現代においては、個人情報漏洩を完全に防ぐには「役所から人間として認定されていない=基本的人権を持たない根無し草の人間もどきの野獣(公然と駆除してかまわない虫けら)になるしかない」のだ!