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Raspberry piに新型が登場していた

もっとも有名な手乗りpcとして一斉を風靡したイギリスのRaspberry piに新型モデル「B+」がこの春に登場。
しかしながら価格も4000円程度と決して高くない・・・ていうか据え置き?

おそらく一番人気の「タイプB後期型」との違いは
・USB端子が2つから4つに増えた
・システム格納ストレージ規格がSDカードじゃなくmicroSDカードに変わった
・周辺機器ヘッダピンが40ピン(上位互換)に増えた
・燃費が若干良くなった

ってとこだろう。

とりあえず今ある種類はタイプAとタイプB(rev2=後期型)とタイプB+であるが、それぞれ使い分けられるらしい。

<タイプA>
値段が1000円ほど安く、燃費はもっともよい。ただし有線LAN端子が無いのでネットに繋げず、USB端子は1つしかないので給電だけで塞がりUSB周辺機器を扱うのが難しい。RAMが半分の256MBしかない。
<タイプB>
初期型はRAMが256MBしかなく、周辺機器ピン配列の形状が違う。いまの世の中は「このタイプが標準」だと思っていい。
<タイプB+>
長所は前述。短所としてはSDカードが使えず、サードパーティによる専用ケースもまだ出揃っていない。モノ自体の耐久性も低下している可能性が捨てきれない。

Raspberry piはUSB給電からも分かるように5ボルト電圧で動く。
消費電力としてはタイプBは3.5ワットであり、タイプAはなんと1.5ワットである。
今時ノートパソコンですら80ワット程度なのを考えると圧倒的な低燃費だ。
性能さえ目をつぶれば24時間365日連続稼働ユースとしては驚異的にエコであろう。
問題はARM系プロセッサなので搭載できるOSが限られることだが。

こんなに燃費が良いので、バッテリーの持ちはかなり良く、モババで動かすことも可能。
変電機構さえかませば乾電池での運用も可能だ。
まあ「ロボットの脳みそ」ユースが今後の主流になっていくだろうから、プラグフリー運用程度の事はできて当然なのだが。

TVの背中に張り付いて、24時間電源ONしていつでもインターネット?
いつまでもその程度の用事で満足してられるかな?

UTMってなあに

UTM 【 Unified Threat Management 】 統合脅威管理

基本的にネットワークの最上流と言うか、WANとLANの境目にかませるマシンである。
モデム→UTM→ルータおよびLANハブ→各クライアントマシン(有線接続PC、ファイル鯖、無線親機、プリンタ、ゲーム機、スマート家電のたぐい)といった具合に接続する。
かつてゲートウェイとか呼ばれたファイヤウォールの化け物みたいな専用機が長じたものであり、従来は法人ユースで見られるものだが、最近は家庭でも一人数台でネット接続マシンを所有するのが当たり前になってきており、それらのセキュリティを一手に引き受けるこのジャンルの機器が注目されつつある。
従来のファイヤウォール機能のみならず、監視型アンチウイルスやアンチスパム、不正アクセスの防止や通報、所謂「フィッシング詐欺サイト」や「青少年の健全な育成に好ましくないサイト」の遮断など多岐に渡るフィルタリング作業を集中的に(すべての配下ネット機器がらみのアクセスに対して)こなすのだ。
この他にもネット閲覧の際に「青少年の健全な育成に好ましくない単語」を自動的に置換するという、ウザ親丸出しなお節介な機能なども追加できたりする。

なぜ個人のホームユースにまでこういった機器が注目されるようになったか?
簡単に言うと「フリーのものが登場しているから」だ。

法人向けのものはまさしく専用の機器であったり、アップデートが有料だったりする、まあ当然である。
しかし個人向けのにはGNU/Linux由来のアプリ/OSの組み合わせで、ちょい古PCをUTMに仕立てるというお手軽なものがあるのだ。
有名なのがアメリカのUntangleとかイタリアのEndianなどである。
それぞれDebianベースとRHELベースのUTM特化ディストリビューションだと考えるとわかりやすい。
LANポートが2つあるPCにインスコすれば、片方にモデム、もう片方にルータおよびLANハブを接続して常時稼働させておくだけで、下流のマシン達が傘によって守られるのだ。
これによってセキュリティ面が怪しいOSのマシンの防御力を上げたり、常駐セキュリティソフトを動かさずに動作が軽くできたりするのだ。
お節介フィルタによって家庭内の思春期のお子さんを守ることもできる!(携帯キャリア接続マシンには無意味だが)

このフリーUTM導入によって有料のセキュリティソフトが「ただちに不要になる」かどうかは未知数だが、自己責任の範囲で導入を検討してもいいだろう。
ただ所謂ルータのように常時稼働が基本であるため、24時間365日電源オンしっぱなし(数ヶ月おきに再起動やメンテは推奨)の運用に耐えられる構成のPCの確保はしておきたい。
余った旧式マシンを当てがいたくなるのが人情だが、一家のセキュリティを一身に背負う役割であり、潰れたらたちまちインターネットが使えないという体質からは逃れられない。
フリーUTM導入は一見安上がりで効率的だが、文字通り「親亀こけたら全員こける」というリスクが存在する。
そのために法人ユースではPCインスコでなく最初からUTM専用機として売られているのだ。
PCにフリーUTMを入れて大真面目に運用するなら、燃費のよいCPUと熱に強い構造と、できればストレージにはSSDが望ましい。
UTM特化ディストリビューションの種類にもよるが、もっとも「全部のせ(ただし有料オプション含む)可能」で優れているといわれるUntangleの要求スペックは意外と高く、ALL新品構成で固めるなら総額3万円はすると思う。
複数のマシンに導入できる常駐型セキュリティソフトでさえアップデート権2年以上で1万円を下回る事を思うと、そいつのための通年電気代(月数百円から1000円くらい)も含めれば決して安いものではない。

導入から運用においても勉強は必要なので、フリーだ安上がりだ万歳と手放しに喜べるものではないので、結局手間を考えれば導入しない方が良いケースも少なくないだろう。
外部公開鯖でも運用しているような個人であれば、向学意欲もあるだろうし、導入を検討する価値はあると思う。
あとは家族の理解が得られるかどうかだけどね!

Athlon5350 対 G1820T 最終決戦

最近AMDについて知ったようなことばかり言ってる私だが実際にAMD搭載マシンを所有し使ったのはWin98時代のノートに搭載された奴だけだ。
なので最近の比較記事はネットをあさって得たレビューを鵜呑みにしてまとめただけの代物である。
それを前提にブログ記事を読んでいただければ幸いである。

さて以前Athlon5350の真のライバルはj1900ではなくCeleronG1820Tだという事を申し上げた。
G1820Tとはいわゆる「Haswell世代のCeleron=蓮セレ」の最下級モデルG1820の省電力バージョン(モバイル用とは違う)であり、れっきとしたソケット1150の現行主力デスクトップのプラットフォームである。
要するに最近の第4世代Core iのCPUだけ一番性能が低くて消費電力が低い奴だ。

しかしいくら最下級とはいえ最初から省電力を目指していた5350やj1900と比べると十分過ぎる基本性能であろう。
しかもCPU本体価格は5350より千円ほど安い。
無印G1820ならさらに千円安いがこれだと消費電力や発熱が高くなるので、流石にこれは比較対象から外していいだろう。

さてG1820Tと5350の違いを列挙するわけだが、AMD推しの人々はもう不毛なj1900いじめから脱却し現実を見なくてはならないだろう。
大きく水を開けられ、5年進んでいるIntel主力CPUと同じ土俵で戦わなければならないのだから。
ではまずG1820Tが5350に勝っているであろう要素から並べる。
・単純な処理能力が(蓮世代最下位にもかかわらず)5350より上
・現代において最大多数の主力であり多彩なソケット1150マザーボード上で問題なく動く(いつでも上位CPUに換装可能)
・リテール空冷クーラーしかない5350と違っていくらでも種類があるLGA1150対応CPUクーラー(水冷・ファンレス大型ヒートシンク・アルミPCケース直結まである)が使える
・当然のようにデュアルチャネル対応
・当然のように拡張カードがマザーボードにあるだけ刺せる
・当然のようにSATA端子が3つ以上ネイティブで使える
・コア1つあたりの処理性能は倍近い
・実は「一応APU」を名乗る5350よりグラフィック性能が若干勝っている

・・・まあこんなところである。
やはり現代の主流派の壁は厚そうだ。
たとえ最下級相手でも、根本的な実力差を埋めることができないのが現実なのだろう。

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第1888回「○○狩り行った事ある?」

FC2 トラックバックテーマ:「○○狩り行った事ある?」

オジヤ狩り(=雑炊食い放題)

Athlon5350はj1900の競合「ではない」!?

AMDが最近発表した省電力APU「Kabini」ソケットAM1対応版(その筆頭がAthlon5350)がIntel製の省電力CPUに対抗できるorできないで、世間では何気に論争が活発だったりするらしい。
とりわけ引き合いに出されるのがAtom(なお「通名」はCeleronである)j1900である。

最近のIntelはかつてのように性能一辺倒ではなく、ARM(=いわゆるスマホや泥タブのCPU)という土俵外の強敵を意識し、むしろ発熱の低さや燃費のよさを重んじる方向性へシフトしてきている。
同じ土俵にいるAMDには何度か脅かされたり助けられたりしたが、今や眼中にすらないといわんばかりだ。
そのAMDも性能が5年遅れだの電力バカ食い発熱しすぎだの散々な言われようであった。
しかしこのたびすごく平凡ながらも堅実な「Kabini・ソケットAM1」というステージに到達し、そこそこ見直されてきている感はある。
処理性能競争を諦め、燃費と発熱と値段を抑えてIntelの下位ランクCPUに対抗しようという戦略だ。

Intelの下位ランクCPUといえば、かつて安かろう悪かろうで通ったCeleronシリーズである。
しかしCore i世代のCeleronはむしろ安くて十分な性能のCPUとして人気があり、日本でみられる新品5万円以下のノートパソコンのほとんどがCeleron装備であることからもその人気が伺える。
値段も5000円以下であり、発熱も上位モデルよりは低く消費電力も低い。
しかし、それにも増して消費電力と発熱と処理性能を下げたのがAtomシリーズである。
Atomシリーズは基本的にマザーボードにくっついている「オンボードCPU」であるが、初期はあまりにも性能が低すぎるといわれて評判は芳しくなかった。
しかしIntelはAtomの戦略を今後の屋台骨にしたい(さもないとARMに勝てない)のでめげずに開発は継続、コツコツと弱点を克服してきた。
その結果生まれたのが最新版「j1900」である。
Atomの名を冠するのがイメージが悪いのか、なぜか「多少聞こえのいい」Celeronを名乗っているのは勘弁してあげてくれ。

低性能ながらも小型化のきく省エネCPUのカテゴリにおいて、最近ではAMD「Athlon5350」とIntel「j1900」がよく引き合いに出されている。
つい最近までAMDとIntelは勝負にすらならないとみなされていたことを思えばこれだけでもAMDへの評価と期待の高まりはうかがえるというものだ。
AMDを推す人々は「j1900は省エネだけが取り柄の無能な産廃」といい、Intelを推す人々は「5350は優秀なCeleron(最近のAtom系は除く)シリーズの劣化コピー以下」という。
しかし私に言わせれば、それぞれのレビューを見るに「両商品はそれぞれ住み分け可能な商品であり、ライバル同士ではない」と考えている。
お互いの得意不得意が違うのだから、そもそも競合相手ではないと思うのだ。

ここで5350とj1900の特徴を並べてみよう。
<AMD:5350>
・ソケット式(着脱可能)
・リテールクーラー冷却
・だいたいデスクトップ用RAMを使う
・グラフィック能力で圧倒的に勝っている
・AESなど暗号処理が早い
・単純な処理性能で勝っている
<インテル:j1900>
・オンボード式(着脱不可)
・ヒートシンク冷却
・だいたいノート用RAMを使う(低電圧版のDDR3l推奨)
・消費電力がとにかく圧倒的に低い
・こっちにはRAMデュアルチャネルがちゃんとある
・組み立てやすさ&環境のバリエーションで勝っている

・・・とまあ、これだけでも結構違うと思う。
昔ながらの軽作業&ネット用途中心の「対面ユース」で使うなら5350、常時電源ONしっぱなしの鯖的用途「放置ユース」で使うならj1900のほうが向いてるんじゃないか。
どちらも小型Mini-ITXケースで組むのが基本であり、どちらもチップセット内蔵(←まあまあの熱源)のため冷却面でも有利だが、基本性能や拡張性はさすがに通常のデスクトップPCのようには期待できない。
5350はXP時代のメーカーPCと同レベルながらもよりスリムなデスクトップクライアントPCとして無難に使えるだろうし、j1900は使い勝手こそ劣るだろうがファイル鯖や録画専用機あるいは最近人気のUTM(=統合脅威管理:ファイヤウォールやアンチウィルス等のセキュリティ機能をLAN上流で一身に請け負うマシンおよびOSでありUntangleなどが有名)にも向いているはずだ。

つまり私に言わせれば5350の競合はj1900とは別に存在するということだ。
それはもう少し古いIntelのCPU・・・Celeron「G1820T」である。
こいつはj1900と違い5350と用途がかぶりぎみなので確実にライバル視すべき相手だ。
AMD陣営はできればこいつの話題は避けたい(競合でもないj1900をこき下ろして悦に入りたい)のかもしれないが、もっと現実は直視すべきだ。
じゃあ5350は本当にG1820Tに大して「分が悪い」のか?
そのお話はまたの機会に。

これからはセレ口ンよりアス口ン!

以下、ただの妄想の垂れ流しが続きます^^




AMDは前から使っていたフェノム&アスロン&センプロンというクラス分けネーミングを止めると宣言した。
そしてFXなんとかやらA10、A8、A6、A4やらEなんとかというクラス分けにした。
これがAPU時代の幕開けである。

とおもいきや今年の春に前言を撤回。
最新のKabini世代のAPUに再びアスロン&センプロンの名を冠した。

APUとは要するにCPUにGPUを兼ねさせたスリムな中央演算装置である。
しかし世間では、市販グラボどうせ積むからGPUいらないとか、値段はともかく性能のわりに燃費が悪いとか、なぜ積極的に小型マシンに組み込み搭載する展開をしないんだ馬鹿か?とか、散々な言われようだった。
AMDは資本でも政治力でも供給能力でもパワーでもイン〒ルに勝てるわけが無い、一矢報いる元気すらない、滅ぶのは時間の問題、とか思われていた。

そこで登場したのが消費電力25wといういきなりまあまあ低燃費な、さほどパワフルでもないAPU「Kabini世代」であった。
今回はAM1という、AM2やAM3という既存ソケットを逆戻りするネーミングのソケットを新設。
かつての上位モデルである「フェノム」を名乗る商品は出ていない(つまり馬力に力を入れるつもりが無い)のがポイントだ。
しかしこれを搭載可能なAM1マザボは3000円からであり、最下級センプロンも3000円台、最上位アスロンも6000円台である。
その上AM1マザボはwinXPにも対応している。

ハッキリ言ってサブpcユースにしか使えない平凡なCPUである。
しかし性能のわりにグラフィック性能は高いのはAPUならでは。
あまったメインpcの近代的な部品を流用して、そこそこ使える軽作業専用機にするのが正しい用途なのだろう。
はなから処理能力でヰンテルに勝ちに行くつもりなどアイツらには無いわけだ。
わざわざこいつのためにwin7/8を購入して当てるのはもったいない。
手持ちのXP(ただしメーカーpcのリカバリディスクはだめ)を入れるか、Linuxなどの無料OSを入れて使うのが妥当だ。

AMDはこのたび、目新しくもない原点回帰のようなミニマル派の商品で戦いを挑んできた。
かつてのデュアルコア祭りだの64bit祭りだののような、華やかな革命ののろしなんかではない。
いつぞやの易pc祭りを彷彿とさせるじゃないか。
こんな地味な方向性でまた巨人に一矢報いてくれるのか?
今後軽く注目してもいいだろう。

電子工作専門店のホームページ

秋月何とかとかせんごく何とかとか、特に電子工作に精通してるわけでもないのについつい時間を忘れて見入ってしまう。
何ともいえない夢がつまってる気がして仕方が無い。
これからはロボットの時代であり電子工作の時代だと思うの。
だから子供たちはいの一番にそういうホビーに触れていって欲しいもんだな。

第1885回「ついつい口ずさんでしまう歌ありますか?」

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