やはりps1ギレンの野望ジオンの系譜の中毒性はやばい。
今度はデラーズフリートを特別セーブデータ「ザク系のみでクリアせよ」でクリアを試みることにした。
かつて最難度セーブデータでデラーズフリートを勝利に導いたことはあったが、おそらくこのセーブデータはそれ以上に苦労が予想されることだろう。
何しろ生産できるユニットが本当にザク系と通常兵器しかない。
技術開発が不可能であり、マゼラアタックも作れない!
その上なぜかザク改もNT試験用ザクもザクR4もアクトザクも作れない!
ハイザックなんてものは連邦がパクった偽物であり我がデラーズフリートは断固としてあれをザクだと認めることはできない!(でも通常シナリオでは普通に開発可能です^^)
デラーズフリートは宿敵連邦・鬼畜ティターンズに比べると人材面でも技術面でも資本面でもはるかに劣っている。
こちらは所詮敗戦国残党のテロリスト集団、相手は地球圏を独裁支配する政府軍とその中で増長したタカ派である。
とくにこのザク縛りは現実世界で言えば「今時プロペラ飛行機だけで空中戦を戦え!」みたいな、ただでさえ辛い戦力状況に輪をかけて辛くした悪夢のような仕様であり、諜報と外交、不毛な篭城とバンザイ突撃の繰り返し、セコくて姑息な戦術と数少ないエースにもたれかかった戦略など、最近人気のガンダムUCにおける「袖つき(ネオジオン残党軍)」のようなどうしようもないしょっぱさを体感できる素晴らしいシナリオである。
さて通常のデラーズフリートはザク以外では旧式とはいえ個性的な陸戦兵器が数多く揃っており、地上戦は地の利を生かした戦術で敵の新鋭機やエースの群れ相手でも対等に戦い抜いていけたものである。
逆に性能差がもろに出る宇宙で頼れるのは、ザクⅡF型のスキウレ砲装備(高火力長射程低コスト低耐久低機動力)や「ザクの皮をかぶったゲルググ」と呼ばれるほど凄まじい高性能を誇るザクⅡR2(パイロットの腕前が反映されやすく高機動力だが量産しにくい)である。
これらの「型落ちながらとんがってる」初期装備で序盤を耐え抜き、コツコツ技術開発と敵兵器泥棒を繰り返して馬鹿の一つ覚えみたいに新型ジムや新型ガンダムしか作らない連邦系金太郎飴軍団を徐々に押し返していくのがデラーズフリートの相撲なのである。
だがこのザク縛り、幸いにも宇宙ではスキウレとR2は使えるため大して苦労はないが、地上はてんで話にならない。
一番ダメージソースとして使えそうなのがザクキャノン(なぜかZ時代仕様の連邦カラーなのが腹立たしい)くらいであり、水陸両用機がザクマリンタイプというカテゴリ中最弱のMSしかない。
これはもう地球はキリマンジャロ(キンバライトではない)で篭城を決め込み他の領土は連邦とティターンズの内ゲバで潰し合って貰うのを眺めておくしかない。
あまった資本は宇宙の勢力均衡維持に振り分け、時間が過ぎ去り諜報と外交を駆使し敵兵器が手に入るのを当てにしてチャンスを伺い続けるという他力本願な戦略をとらざるを得ない。
幸い、このシナリオとこの戦略なら消耗戦や技術開発に資本を取られずにすむため、少々収入が少なくても何とかなるはずだ。
現状は20ターン目くらいで、宇宙はルナツーとグリプス以外の特別エリアは制圧、地球はキリマンジャロ一点集中防衛であり、入手した敵兵器プランはコアブースター(連邦の誇る高性能戦闘機)とフルアーマーガンダム(即座に倒されてもガンダムで脱出→それが倒されてもコアファイターとして脱出が可能で最低3ターンはマップに居座れる優秀な防衛兵器であり別名はマトリョーシカ)である。
こんなドM仕様のセーブデータだが、それでも50ターン粘ればサイサリス泥棒作戦は発動するし、諜報活動や敵軍需産業との外交から連邦・ティターンズのユニットのプランは獲得可能だ。
なので辛い時期さえしのげばクリアそれ自体は何とかなると思われる。
だが真のジオン国粋主義者はそれらすら封印してジムクゥエルやジムⅡの群れにザクで立ち向かうのだという。
気の遠くなるような装甲削りと防衛センスを要求されるが、果たしてそれでクリアできた奴はいるのだろうか?
挫折した奴のブログなら拝見したが、ちなみに私はそこまで徹底するほどの余裕はないので普通に敵ユニットを当てにさせてもらうぞ!
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