スマホとノートPCの間にあり、中途半端な存在としていまや多くの日本人に認識されつつあるタブレット。
ブラウザもメールも動画閲覧も電子書籍閲覧も表計算もワープロ文書作成もできるため「PC不要論」を一時期標榜するもその後Win8の登場によって急激に文鎮呼ばわりされたタブレット。
あったらあったで便利だが、なければないで誰も困らない御用聞きタレントのような扱いのタブレット。
ああ我らがタブレット、タブレット。
そんな愛すべきタブレットにもいろんなサイズと色んなクオリティの奴らがひしめき合う中、かの偉人なんちゃらジョブズの遺言「7インチ出すなよ、絶対出すなよ」を一種の上島理論と解釈し虫食い林檎屋さんが市場投入した7インチのタブレットが地味に注目を集めているらしい。
かつてタブレットが有名になった時期のサイズといえば10インチであり、世の新し物好きや人柱志願者がこぞって行列に並んで買ったはいいものの、持ち運ぶには重すぎて読書には使えないわ、外に持ち出すにはかさばりすぎるわで、結局ほこりをかぶるか甥っ子のおもちゃに成り下がるかで散々な目にあったのはご周知の通りであろう。
だが7インチなら重すぎるほどでもなく画面が狭すぎるほどでもなく外にぎりぎり持ち運べるようだ。
これ以上小さくするとそれは「でっかいスマホ」であり最早タブレットではない、だが私にはその線引きはわからない。
とりあえずスマホに出来ることはすべてタブレットには出来る「らしい」とは噂では聞いている。
7インチタブレットが一般化し、その用途に合わせ積極的な外出用端末として堅牢性など進化すれば、もうパソコンのあるクーラーのきいた室内でしかロクに使えない10インチタブレットの存在意義はいよいよ怪しくなりそうだ。
スマホ嫌いのガラケー使いからすれば7インチタブレットはカバンに入れれて頑丈ならまあ持ち運んでやってもいいレベルの代物かもしれない。
外出先での通話はガラケー、ネットは7インチタブレットと使い分けるなら、何かを履き違えた情強気取りがよくやる「スマホとガラケーの二刀流」などという間抜けな流派からもおさらばだ。
あんなチマチマしたもんで無理してネットを見るより、余裕を持って7インチタブレットで悠々と指を走らせてやったほうが優雅だと思うがどうか。
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