ポリゴンもりもりのオンラインゲームをするでもないのに8GB以上ものRAM(所謂メモリのことね)を当たり前のように搭載している現代のパソコン。
そりゃ容量は小さいより大きいほうが良いに決まっているが実際こんなになくてもまともに動くし半分以上はほぼ使ってないんじゃないかと思っておられる方も多いだろう。
そんな持て余し気味のRAMを有効活用するフリーソフトがこの世には存在する。
所謂「RAMディスク」というカテゴリのものであり、RAMの一部を占拠してストレージとして利用するというものである。
しかしご存知のようにRAMというものは読み書きは早いが電源が切れたら中身がきれいさっぱりなくなる特徴がある。
だが一時的な作業スペースや一時キャッシュ格納先として有効活用できればこれほど合理的なものもあるまい。
しかも特定のタイミング(暇こいてる時やシャットダウン直前など)で内蔵SSD/HDDにバックアップもとってくれる機能もあるので初心者にも安心だ。
ではここで実際の性能をご覧頂こう。
ウチの2012年夏モデルのデスクトップ機である「VALUESTAR G タイプL GV333V/U(NEC)」の初期装備でそれぞれ試してみた。
1秒当たり何メガバイト読み書きするかの数値である。
↑内蔵HDDの数値
↑RAMディスクの数値何十倍という差が出ているのがお分かりいただけるだろう。
このRAMディスクの応用方法はユーザがそれぞれ考えれば動きは早くなるし、内蔵SSD/HDDの寿命も必然的に伸びるはずである。
もっともご無難でありがちなのが「ブラウザのキャッシュ格納先」だが、最低半GBあるようなスペースを活用するのにただそれだけの用途ではつまらない。
世の中にはFireFoxを「本体ごと」このRAMディスクにぶちこんで猛烈な速さのブラウジングを堪能している猛者もいる。
ちなみに私は作業中のBGMのMP3をぶち込んだり、LinuxのLiveディスクを作成するUNetBootinと任意Linuxディストリのisoイメージをそれぞれぶち込んですばやく焼いたりしている。
更に容量に余裕があればDTPやDTMや動画編集のキャッシュ格納先なんか理想的であろう。
せっかくある資源は必要ないものでも有効に活用する方法を、現代人は考えていかねばなるまい。
いらない奴に仕事を与えるのも才能だよ!?
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