現代のLinuxディストリビューションは生物学と同じく、大本の派生もとが存在している。
この分け方にも大小さまざまなレベルがあるが、大雑把に言えばDebian派生とRedHat派生が特に勢力を伸ばしているといわれている。
例えばUbuntuもDebian派生である。
linuxBeanを例にすればDebian派生のUbuntu派生、ということになる。
誰かがlinuxBeanをもとに新たにディストリビューションを発表すれば、Debian派生のUbuntu派生のlinuxBean派生ということになる。
今まで当ブログではUbuntu派生の奴がとっつきやすいので記事が多かったが、今回は初めてRedHat派生を動かしてみたので紹介しよう。
その名は「CentOS(セントオーエス)」である。
CentOSといえば通貨単位のセントが由来かと思ったらそうではなく、Community ENTerprise Operating Systemの略だそうだ。
企業のサーバなどでよく見られるRedHatの「主力商品(つまり有料)」として有名なRed Hat Enterprise Linux(通称RHEL)の無料品種として扱われている代物だ。
あくまで無料なので利用は自己責任ということだが普通にサーバ用途で使われることが多く、RHELに深くかかわるその手の職種の人間(を志望している者も含む)がご家庭でデスクトップPCにぶち込んで使ったりするようである。
そんなわけでINSPIRON1150上でオフラインでCentOS6をUSBメモリから起動してみた。
デスクトップ環境がGNOMEだからなのか起動は遅めである。
サーバ用途出身らしくファイやウォール設定などそっち系のメニューが鎮座していた。
内蔵アプリはFireFoxにThunderBirdにGIMPなど、大きめだがご無難なものがざっと置いてあった。
同じくRedHat派生の有名なディストリビューションにFedora(フェドラ)があるのだが、こちらは先進技術が意欲的にぶちこまれているらしいものの「存在そのものが人柱のようなもの」なので物好き以外には勧められない代物のようである。
素人はおとなしく「有料で安定したRHELを無料版にダウングレードしたCentOS」を使っておけということらしい。
しかし私はRedHatのサーバ運営にかかわる職種ではないため、特にその派生であることにこだわる必要もない。
よってCentOSは一回試しただけで終わりということなのでした^^
またねー。
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