linuxBeanはデフォルトではLXDEというデスクトップ環境である。
これはLubuntuをはじめ多くの軽量級Linuxディストリビューションで採用されている、軽量軽快ながらも使いやすい、かなり人気のある環境だ。
linuxBeanでは一旦ログアウトすればログイン画面でデスクトップ環境を選んでログイン可能である。
ただし
デフォルトではオートログインがONなのでOFFにしないと固まってしまって電源を切らざるを得ないっぽいので注意。
ここでデフォルト(LXDE)以外ではGNOMEとKDEとXfceとOpenboxがあるが、Openbox以外はそもそも入ってないので選んでも何も起きない・・・さては項目を消し忘れたな。
Openboxは要するにLXDEの中核をなすウィンドウマネージャなので選ぶことができるが、まあ良く言えばシンプルで悪く言えば不親切な感じになる。
LXDEは確かに使いやすいが、もっと軽いデスクトップ環境がないか試してみることにした。
いくつか試してみて、まともに動いて「これなら採用してもいいかも」と思ったのがFluxboxとICEwmとtwmだ。
その他のは操作方法がわからなかったり、決してまともに使う気にならなかったのでやめた。
他にもjwmというものがあるのだが、PuppyLinuxやなんかですでに体験済みなので今回は試さなかった。
Fluxboxはかつて「Fluxbuntu」としてUbuntu公式派生に採用されていた、軽量級の世界では割と有名で人気のあるデスクトップ環境である。
LXDEより質素だがRAM消費量が20MB以上削減されてるのは流石やな。
しかもカスタマイズ次第でどんどん変わっていくらしく、採用ディストリビューション同士でも差が激しいようだ。
ICEwmはSwiftLinux等が採用しているWindows9xもどきのルックスを持つ。
見た目のレトロな野暮ったさは好き嫌いが分かれそうだが、RAM消費量は案外Fluxboxと大差なく、軽量級としてはいささかパンチに欠ける感じらしい。
twmはFluxboxやICEwmより更にRAM消費量が軽く、何年もバージョンアップされてない古いウィンドウマネージャだがカスタマイズの余地と動作の信頼性から「緊急用サブ環境」としてインスコされるなど一部で根強い人気があるものだ。
ただしマウス左クリック押しっぱなしでメニューを引っ張って起動させる力作業(笑)とレトロにもほどがある立体感ゼロの見てくれから、よほどこの手の趣味がない限り一般受けしそうにないだろうな。
そんなわけで、LinuxMintになんとなく趣味でICEwmと、とりあえず緊急時のため(?)にtwmをインスコしておいた。
ちなみにLinuxMintデフォルトの環境であるMateは流石にRAM消費は200MBを超えている。
ディストリビューション本体の重さのせいもあるだろうが、やはり重量級向けのGNOME派生だからこんなもんだろうか。
twmなら消費RAMはMateに比べて100MBほど軽減されるんだがな。
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Live起動の際に発生する現象です(当方では滅多に発生しません)。
インストールすれば問題なくログアウト可能なはずです。
>さては項目を消し忘れたな
linuxBeanはメンテナンス性を維持するため極力パッケージ内のファイルを削除しない方針で作っています。
「/usr/share/xsessions」内の.desktopファイルを削除すればエントリーは消えるはずです。