予算一万円前後で低性能ネットサーフィン&軽作業用セカンドorサードPCを採用するとすれば
1:中古デスクトップ
2:中古スタンダードノート
3:中古ネットブック
4:新品安物タブレット
5:新品スマートブック
このあたりの候補が上がるであろう。
しかし今回の場合は「携行性」を重要視したいので1と2は除外したいものである。
ネットブックについては、この予算ではだいたいWinXP入りであり、これはもうすぐ期限が切れるのでLinuxを入れるのが普通であろう。
タブレットについては、iPadは中古でも値崩れしにくいので1万円前後で入手可能なものは大体Android(略して泥)搭載もののはずである。
スマートブックも冷静に考えたら今となってはOSは泥ばっかでキーボード/マウス主体かタッチパネル主体かの違いでしかないので安物タブレットと同じようなものだと括らせていただく。
そんな感じで最終的に「Linuxネットブック(略して
犬ネブ)」「Androidタブレット(略して
泥タブ)」の2択として考えていく。
犬ネブと泥タブを比較して長所短所をあげてみると
<犬ネブ>長所:x86対応の各種OSが大体好き勝手に入れられる、入れたOSのカスタマイズもやりたい放題、修理/メンテ/パーツ交換が比較的容易、ストレージ容量多め、周辺機器使い放題、ネット端末以外にも使い道はある
短所:携行性で劣る、起動は遅い、x86なので発熱も高く燃費も悪い、Linuxは初心者に不向き、ほぼALL中古
<泥タブ>長所:携行性で勝る、起動が早い、ARMなので発熱も低く燃費も良い、Androidは初心者にも扱いやすい、ショボいのでよければ新品も買える
短所:組み込みシステムなのでOSの完全な置き換えやカスタマイズが不可能、ARM対応でタッチパネル特化したOSは選択肢が少ない、修理/メンテ/パーツ交換が絶望的、ストレージ容量少なめ、周辺機器制約多し、使い道はネット端末程度に限られる
保守的で自己流カスタマイズだの柔軟性や汎用性だのにうるさい私なら迷わず
犬ネブである。
はっきり言って性能や使いやすさならどう考えてもネットブックの勝ちだ。
しかしタブレットの初心者(女子供ジジババ)受け具合は圧倒的であるので、世の中ではあからさまに安物7インチタブレットの生産ラインや個体数がどんどん増えており、かたやネットブックは絶滅確定といった有様。
各種メーカーは新たな製造ラインに追加投資してでも7インチタブレット戦国時代に突入したがっているようだ。
かつて憎き市場の敵とされたネットブックは既存の生産ラインがそこそこ使いまわせそうなはずなのに過酷な戦場でパイの奪い合いを続けている。
すべてはユーザーフレンドリーのためである。
今の世の中、ユーザーフレンドリーはすべてである。
神の摂理である。
実用性と性能が高ければ勝ち残れる時代ではないので、各種メーカーはネットブックには誰も見向きもしなくなったのである。
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