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Athlon5350はj1900の競合「ではない」!?

AMDが最近発表した省電力APU「Kabini」ソケットAM1対応版(その筆頭がAthlon5350)がIntel製の省電力CPUに対抗できるorできないで、世間では何気に論争が活発だったりするらしい。
とりわけ引き合いに出されるのがAtom(なお「通名」はCeleronである)j1900である。

最近のIntelはかつてのように性能一辺倒ではなく、ARM(=いわゆるスマホや泥タブのCPU)という土俵外の強敵を意識し、むしろ発熱の低さや燃費のよさを重んじる方向性へシフトしてきている。
同じ土俵にいるAMDには何度か脅かされたり助けられたりしたが、今や眼中にすらないといわんばかりだ。
そのAMDも性能が5年遅れだの電力バカ食い発熱しすぎだの散々な言われようであった。
しかしこのたびすごく平凡ながらも堅実な「Kabini・ソケットAM1」というステージに到達し、そこそこ見直されてきている感はある。
処理性能競争を諦め、燃費と発熱と値段を抑えてIntelの下位ランクCPUに対抗しようという戦略だ。

Intelの下位ランクCPUといえば、かつて安かろう悪かろうで通ったCeleronシリーズである。
しかしCore i世代のCeleronはむしろ安くて十分な性能のCPUとして人気があり、日本でみられる新品5万円以下のノートパソコンのほとんどがCeleron装備であることからもその人気が伺える。
値段も5000円以下であり、発熱も上位モデルよりは低く消費電力も低い。
しかし、それにも増して消費電力と発熱と処理性能を下げたのがAtomシリーズである。
Atomシリーズは基本的にマザーボードにくっついている「オンボードCPU」であるが、初期はあまりにも性能が低すぎるといわれて評判は芳しくなかった。
しかしIntelはAtomの戦略を今後の屋台骨にしたい(さもないとARMに勝てない)のでめげずに開発は継続、コツコツと弱点を克服してきた。
その結果生まれたのが最新版「j1900」である。
Atomの名を冠するのがイメージが悪いのか、なぜか「多少聞こえのいい」Celeronを名乗っているのは勘弁してあげてくれ。

低性能ながらも小型化のきく省エネCPUのカテゴリにおいて、最近ではAMD「Athlon5350」とIntel「j1900」がよく引き合いに出されている。
つい最近までAMDとIntelは勝負にすらならないとみなされていたことを思えばこれだけでもAMDへの評価と期待の高まりはうかがえるというものだ。
AMDを推す人々は「j1900は省エネだけが取り柄の無能な産廃」といい、Intelを推す人々は「5350は優秀なCeleron(最近のAtom系は除く)シリーズの劣化コピー以下」という。
しかし私に言わせれば、それぞれのレビューを見るに「両商品はそれぞれ住み分け可能な商品であり、ライバル同士ではない」と考えている。
お互いの得意不得意が違うのだから、そもそも競合相手ではないと思うのだ。

ここで5350とj1900の特徴を並べてみよう。
<AMD:5350>
・ソケット式(着脱可能)
・リテールクーラー冷却
・だいたいデスクトップ用RAMを使う
・グラフィック能力で圧倒的に勝っている
・AESなど暗号処理が早い
・単純な処理性能で勝っている
<インテル:j1900>
・オンボード式(着脱不可)
・ヒートシンク冷却
・だいたいノート用RAMを使う(低電圧版のDDR3l推奨)
・消費電力がとにかく圧倒的に低い
・こっちにはRAMデュアルチャネルがちゃんとある
・組み立てやすさ&環境のバリエーションで勝っている

・・・とまあ、これだけでも結構違うと思う。
昔ながらの軽作業&ネット用途中心の「対面ユース」で使うなら5350、常時電源ONしっぱなしの鯖的用途「放置ユース」で使うならj1900のほうが向いてるんじゃないか。
どちらも小型Mini-ITXケースで組むのが基本であり、どちらもチップセット内蔵(←まあまあの熱源)のため冷却面でも有利だが、基本性能や拡張性はさすがに通常のデスクトップPCのようには期待できない。
5350はXP時代のメーカーPCと同レベルながらもよりスリムなデスクトップクライアントPCとして無難に使えるだろうし、j1900は使い勝手こそ劣るだろうがファイル鯖や録画専用機あるいは最近人気のUTM(=統合脅威管理:ファイヤウォールやアンチウィルス等のセキュリティ機能をLAN上流で一身に請け負うマシンおよびOSでありUntangleなどが有名)にも向いているはずだ。

つまり私に言わせれば5350の競合はj1900とは別に存在するということだ。
それはもう少し古いIntelのCPU・・・Celeron「G1820T」である。
こいつはj1900と違い5350と用途がかぶりぎみなので確実にライバル視すべき相手だ。
AMD陣営はできればこいつの話題は避けたい(競合でもないj1900をこき下ろして悦に入りたい)のかもしれないが、もっと現実は直視すべきだ。
じゃあ5350は本当にG1820Tに大して「分が悪い」のか?
そのお話はまたの機会に。
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