AAサロンのRPGスレに作品があがってたのでやってみた。
おなじみエノハ氏お得意のファミコンっぽいADVである。
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作者=エノハ氏の公式サイト
ttp://motor.geocities.jp/enoha177/fishingpark.html
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続きは↓
ロジャー・ゼラズニイによる短編小説「The Stainless Steel Leech」をAAで再現したものらしい。
いわゆる人間が絶滅し、それを食らって不老不死を維持するであろう吸血鬼がたった一人生き残った世界が舞台。
しかしそこは無数のロボットが地表を闊歩していた。
かつて人間が生み出し、人間の命令には絶対服従だったがそれらが進歩し、人間が絶滅した後でもついに自給自足(自動整備・自動補給)が可能になり、独自の文明社会を築いていたのだ。
だがその文明社会ネットワークから、何らかの理由でハブられた個体もいた。
それは他の個体を襲って部品と燃料を強奪することで耐用年数を延ばすしかなく、文明社会側からは「吸血機」と呼ばれて忌み嫌われ、見つかり次第容赦なく破壊処分された。
主人公は人間の墓苑に立ち寄った吸血機の一体である。
その奥には空腹でまともに動けないほど弱った(しかし死にはしない)吸血鬼が棺桶で横たわっていたが、棺桶を3回ノックすると起きた。
暇を持て余したそいつは最後の人間をハンティングしていた(しかし失敗し人間は寿命で死亡)ころの思い出を語り聞かせた。
吸血鬼は日光に触れると死んでしまうので、墓苑にある最後の人間の墓前にバラを供えてほしいと頼まれる。
人間と外見上見分けがつかない(?)吸血鬼の頼みを断れない吸血機であったが、そこにネットワークの支配下にある吸血機駆除用ロボットが登場。
職質を振り切るや返り討ちにして任務を続行。
すると今度はそいつの仲間である複数のロボット+隊長機に囲まれてしまい、ただちに吸血機認定される。
このままだと多勢に無勢でスクラップ不可避。
騒ぎを聞きつけた吸血鬼が「この人間様の命令を聞け! そのロボットは墓参り用ロボであり、本物の吸血機はその隊長機だ!」と叫んだ。
人間と吸血鬼の見分けがつかない(?)ロボ達は自分たちの隊長をタコ殴りにして潰すとそのまま去っていった。
主人公の命の恩人の吸血鬼は日光の元で叫んだことが災いし灰になってしまう。
主人公は灰を拾い集めて彼の寝床の棺桶に戻した。
3回ほどノックしたが返事はなかった。
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というお話だったはずさ!
主人公は吸血鬼と似たような生き方をこれからも続けるんだろう。
システム中枢の管理者権限を強奪できるだけの力でもない限り、似たような感じで敵集団に殺されかけることが頻発するのは明白。
さてクロスオーバーリレーでこのキャラクターの生き様を体現するネタが浮かんだぞ。
気の遠くなるような年月を稼動し続けてきた自給自足プレデターロボットの切ないお話。
インスパイアのインスパイアになるわけだが、いつか機会があれば実現したい。
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