PCのたぐいで向こう5年で何が絶滅するか
http://cappesoft.blog21.fc2.com/blog-entry-1287.htmlさて、この記事の存在を忘れたまま6年以上が過ぎた。
本来1年はやく答え合わせ記事を書くべきだったが、まあ2019年下半期の段階で答え合わせしてみよう。
(予言→実際)
上位自作タワー:衰退→
躍進(ライゼン上位機やi9などCPUの高級化が目立ったがそれ以上にGPUが強大化)
下位自作タワー:横這→躍進(総額縛りジャンクや余り物廃物利用などホビー系動画ネタとしてジャンル化したきらいがある)
上位メーカータワー:横這→衰退(メーカータワーという商品自体から撤退する企業多数)
下位メーカータワー:絶滅→衰退(激安メーカーすら取り組まなくなったが法人向けとしてはまだ辛うじて存在)
一体型デスクトップ:躍進→
躍進(メーカー再編は進んだものの個人向けPCとしてはまだまだ主流らしい)
ネットトップ:躍進→
躍進(主流ではないがスティック型など極端なものも一般によく知られるようになった)
上位メーカーノート:横這→躍進(パソコンといえばノートパソコンがまず思い浮かぶ状況になり高級機は基本性能や堅牢性に尖りだした)
下位メーカーノート:絶滅→衰退(不人気ながらもウルトラブックの省エネ版やグーグル無料OS搭載機として定着)
ウルトラブック:絶滅→横這(スマホが行き届いた時代においてウルトラブック的なものは10インチ画面や出先の軽作業というニーズを担った)
ネットブック:すでに絶滅確定→定義自体が陳腐化
上位タブレット:衰退→横這(タブレット自体が不人気だが「どうせ買うなら一定以上の性能」を求める層が主流)
下位タブレット:躍進→
衰退(安物は使いどころがなく存在意義に乏しいとして2in1ノートパソコンに市場を奪われ気味)
上位スマホ:躍進→
躍進(軒並み値上げされており中間層は渋々乗り換えているが貧乏人は中古の上位機種に走りがち)
下位スマホ:衰退→横這(潔癖な貧乏人はこれ一択)
上位ガラケー:絶滅→衰退(4G端末であるガラホが存在するが物理インターフェイスに余程の拘りがある層にしか人気がない)
下位ガラケー:躍進→横這(3G端末は数年後の絶滅が確定しているがランコス的な意味で根強い中古需要が晩年まで続く可能性が高い)
ぴったり当たっているのが3つくらいしかなく、絶滅案件はほぼ無いという結果。
当方の予想と真逆の結果となったのが上位自作タワーと下位タブレットである。
前者はeスポーツや暗号通貨マイニングの需要が台頭し、後者は進化速度が遅すぎて大型化したスマホと2in1化したノートパソコンに市場を食われる結果となった。
タワーは趣味、ノートは実用、とパソコンの世界は二極化。
ただしネットトップと一体型はテレビと融合しにいっている雰囲気がある。
モバイルの世界ではスマホの大型化による独占状態でタブレットが死にかけ、ガラケー軍団は先細るどころか有終の美を飾ろうとしそうだ。
さて、5年後のPCのたぐいはどうなっているだろうか?
量子コンピュータとキャッシュレスが鍵となるのではないかと私は考えているが、予想はまた外れるかな。
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